【コンテンツ】
・インストール
・Pro Toolsプラグイン設定
・DRUMSタブ
・GROOVESタブ Part1
・GROOVESタブ Part2:好みのドラムパターン(MIDIデータ)を使う
・MIXERウインドウ
・TRACKERウインドウ
・Superior Drummer 3を使った音楽制作実践編-1
・Superior Drummer 3の特長
・MIDIライブラリ:AOR Grooves MIDI(今回の記事です)
SUPERIOR DRUMMER 3を使って良かったなと思うところは、曲づくりのためのインスピレーションを与えてくれたことでした。あるフレーズから次の展開をどうするかといった課題(試練?)は作り手の頭の中に常に存在しているのではないかと思います。
曲づくりの方法は人それぞれですが、インストゥルメンタルの場合、ドラムパターンから楽曲のイメージを創り出すという方法もあるのではないでしょうか。SUPERIOR DRUMMER 3で選択したドラムパターンを流しながらギターフレーズを捻りだすといったことです。
SUPERIOR DRUMMER 3が謳う音質の良さはもちろん最も重要ですが、ドラムパターン(MIDIデータ)が豊富に用意されていることも音楽制作のバリエーションを広げる要素になると思います。
EZDRUMMER、SUPERIOR DRUMMERは、元々用意されているMIDIデータに、TOONTRACK DRUM MIDI PACK(TOONTRACK製ドラム音源専用の追加MIDIライブラリ)を追加購入することが可能です。
筆者は6つのMIDIライブラリを購入しました。今回は「AOR Grooves MIDI」について書いています。
AOR Grooves MIDI
TOONTRACK社の説明によると、「AOR Grooves MIDI」はボストン、ジャーニー、TOTO、ドゥービーブラザース、スティーリー・ダンなど70年代後半からヒットした『AORサウンド』にフィーチャーしたMIDIデータ。TOTO、スティーリー・ダンはAORかもしれませんが、ボストン、ジャーニー、ドゥービーブラザースはちょっと違うような。そんなツッコミも入れたくなりますが(笑)。
サウンドの要素としてAOR黄金期の中心的なドラマー、ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)、バーナード・パーディー(Bernard Purdie)、スティーブ・ガッド(Steve Gadd)の名前が挙がっていますので、彼らのドラムパターンも期待できそうです。
MIDIデータ制作者について、「実際に叩いているドラマー」という表記はないようですが、ページの内容からNORMAN GARSCHKEさんが担当ドラマーのようです。インタビューはこちら(英文)
インタビューの中では楽曲例として、ロザーナ、ホールド・ザ・ライン(TOTO)、ホワット・ア・フール・ビリーヴス(ドゥービー・ブラザーズ)、バビロン・シスターズ(スティーリー・ダン)、Ride Like the Wind(クリストファー・クロス)の名前が挙がっていますので、これらのテイストが含まれたMIDIデータが収録されているかもしれません。
※実際に使っていますが、フレーズになっていますのでどれが何なのかは確認中です。※時間がかかりそうですが(笑) 現在のところ「ロザーナ」は一聴してわかるため、その存在を確認済みです。
次回は「Funk MIDI」について書く予定です。