機械学習(Machine Learning:ML)を扱うには数学、統計学の知識とプログラム言語を扱う能力が必要です。データサイエンティスト、AIエンジニアなどのように専門職が扱うイメージでしたが、少しずつそれも変わりつつあるようです。アマゾンウェブサービス主催「AWS Summit Tokyo 2019」の基調講演では、『すべての開発者に機械学習の恩恵を』というミッションが掲げられています。
Amazon Web Service『Amazon Personalize』が一般提供開始となり、東京リージョンでも利用できるようになったという発表がありました。(2019年6月12日時点)
Amazon Personalizeは、機械学習の知識不要で、アプリケーションを使用している顧客に対して開発者が個別のレコメンデーションを簡単に作成できるというサービス。リアルタイムのパーソナライズおよびレコメンデーション機能と言えば、Amazon.comですが、そのアマゾンのテクノロジーを簡単に利用できるというものです。
Amazon SageMakerを使うには、まだ早いという方には『Amazon Personalize』が良いのかもしれません。AWSのブログに詳しい説明(英語)が書かれています。
Amazon Personalizeを使う場合のコストがとても気になるところです。データ取り込み、トレーニング、推論と各プロセスで料金設定がされています。テスト的に使うにはコストが合わないようですので、無料のトライアルで試してみるのも良いかもしれません。