[おすすめ書籍]入門 起業の科学

『入門 起業の科学』(田所雅之著 日経BP社)は、これから起業したい人、新しい事業を生み出したい人に向けた教科書です。

2017年発売の『起業の科学 スタートアップサイエンス』は読んでいないため、この既刊との関連性については書けませんが、著者によると本書はこれから「ゼロイチ」を目指す人のための「入門書」だそうです。

「成功はアート、失敗を避けることはサイエンス」これが「起業の科学」の基本となるコンセプト。スタートアップが成功するか、失敗するか、それは、顧客に熱狂的に受け入れられる製品を作れるかにかかっている

と著者は書いています。

分かっているつもりでも、起業家本人は視野が狭くなりがちです。

プログラマー本人が起業する場合、アイデアが浮かんだら、とりあえず作りながら考えようという気持ちにもなるでしょう。サービスを稼働させてみて、軌道修正するのも良いかとは思いますが、失敗を未然に防げるのならそれに越したことはないと思います。起業内容の客観的な検証作業が必要なのだと思います。

考えだしたアイデアは世界中の誰かが思いついているはず。それを前提にすると、なかなか結論が出しにくいですが、筆者の場合は自身のフットワークが軽い状態であれば、プロトタイプを作ってみたいと思います。

「顧客の痛み」、「世の中の課題」を解決するにはどうすればよいのか。様々な業種、ジャンルで考えられることはたくさんあると思います。日々の仕事に追われて、考える時間が作れないと言い訳をしがちですが、できるだけ時間を割きたいと思います。

起業、事業をはじめたい方におすすめの1冊です。

本書では、4ステップ、39のチェックポイントをもとに科学的なプロセスが解説されています。

【STEP1】
アイデアを検証する
【STEP2】
課題の質を上げる
【STEP3】
ソリューションの検証
【STEP4】
人が欲しがるものを作る

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